男性に多いと言われがちな保守的という言葉。なんとなくは意味は知っているでしょうか?
今回は改めて、保守的の意味から保守的な人の特徴について解説します。全部でなくても、保守的な部分が周りの男性や友達、自分に当てはまるところがあるかもしれません!
保守的の意味って?
政治のニュースなど見ていると聞こえてくる言葉、「保守的」。政治だけでなく身の回りでも保守的な人だ、などと出てきたりすることはありませんか?よくきく保守的という言葉ではありますが、どんな意味があるのでしょうか?そして保守的な人とはどういう人のことをいうのでしょうか?今回は保守的の意味と、性格や特徴について調べていきます。
まずは「保守的」の意味についてです。「保守」と「的」に分けて意味を考えます。「保守」とは、昔や前々からの習慣や考え方を尊重し、急激な変化を嫌がる傾向にあることを言います。正しくきちんとした状態を保つという意味もあります。悪いイメージに使われることも多い保守的ですが悪いことばかりではないのです。
次に「的」についてです。「的」は、単語の後ろにつけることによってその単語の意味をぼかすような役割をしています。保守的な人と一言で言っても何もかもが保守派ということではないはずです。食べるものやファッションが保守派であっても何か別のことで流行に敏感であることもあるでしょう。
ただ、「保守」を選ぶことが多いということになり、すべてにおいて「保守」ではないので「的」とつけて少しぼかすのです。社会的、威圧的、意識的、などが同じように「的」を使ってぼかしていますね。
保守的の反対の意味の言葉といえば?
「保守的」をわかるためには反対の意味の言葉をきくとわかりやすいかもしれません。保守的の反対の意味の言葉は何があるでしょうか。
まずは、「革新的」。これは、昔ながらの習慣や考えを見直して新しく変えようとすること、新しいことにチャレンジすることをさします。ここでも「的」が使われていますね。そして、「進歩的」「進歩主義」も、保守的の反対の意味の言葉になります。矛盾や不条理を変えていこうとする考え方のことです。文字通り進み歩くという意味になるので、現状を守って立ち止まりたい保守派とは反対の意味になります。
保守的と似ている意味の言葉
保守的と反対の意味の言葉を見てみましたが、次に似ている言葉も見てみましょう。より意味がイメージしやすくなりますね。
しっかりとしていて危ない感じがない意味の「堅実(けんじつ)」。特別に良くもないけれど、特別にわるいところもない意味の「無難(ぶなん)」。本気で正直という意味がありつつも、あまりいい意味でなくごく普通という意味の表現に使われる「真面目(まじめ)」。これらが保守的と類語となります。
保守的な人というのはどういう人?
保守的という言葉の意味について説明してきました。次に保守的な人に進みます。保守的な人と一言で言われる人たちはどういう性格の人のことでしょうか?男性に多くみられると思いがちな保守的な人ですが、男性でも女性でも関係なく保守的な人はいます。一言で簡単に言うならば、新しいことにチャレンジすることをあまり選ばない性格の人のことになります。
保守的な人というのを、ネガティブな意味で使われることが多いですが、保守的ということは反対語でも出ているように、真面目で堅実な性格の人ということです。同じ人のことを言うのでも、イメージが大きく変わってしまいます。何事にも良い面悪い面があることと同じですね。
保守的になるには理由がある
保守的な性格の人は何故保守的になるのでしょうか?保守的になっていくのにも理由があることについてお話しします。産まれた時から保守的なのでしょうか?
日常生活を送っていると自然と生活リズムができていきますよね。そういうリズムを過ごしながら歳を重ねていくと変化することが自然と減っていきます。そのままいつの間にか同じような毎日を過ごすようになることがほとんどです。そしてそれが安心となり保守的になっていくという流れが多そうです。
刺激のある日々を送っている人も、それが毎日の刺激となるとその刺激ある生活も日常となっていきます。どんな生活であっても新しい変化がなくなれば保守的な日常ということになっていくのです。なので、男性だからとか女性だからとか限定されることなく、誰にでも保守的な性格の要因はあるわけですね。
そんな誰もがなりえる保守的な性格ですがどんな特徴があるのでしょう。次から具体的にみていきます。自分やまわりの人で当てはまる人はいるでしょうか?
環境など変化を好まない
保守的な人の意味・特徴①
まず一つ目は、保守的の意味でも出てきていた「変化を好まない」ということが挙げられます。具体的には、男性でも女性でも、新しいお店ができたから行ってみようと誘われても、自分がずっと前から通っているお気に入りの店に行きたいと思う傾向があります。行くお店だけでなく頼むメニューも決まっていて、気になるメニューがあっても結局冒険できずに同じものを頼んでしまうという傾向があるようです。
環境の変化も嫌なので転勤や人事異動による変化も好みません。環境が変わって何が起こるかわからないことより、現状を維持して今の安定を手放したくないと考えるようです。やはり古きを守りたいという特徴なのです。現状を守ることが大事なので、長く同じ職場にいることも多くなり、職場について詳しくなるのも保守的な人の特徴になります。
新しいことにチャレンジしない
保守的な人の意味・特徴②
新しいことにチャレンジするということは、未知の領域に入るということです。成功したら大きなリターンを望めるけれど失敗の可能性の方が高いのがチャレンジですよね。保守的な人というのは男性女性に関わらず失敗することがとても嫌です。
大きなことではなくても失敗するかもしれない、楽しくないかも、美味しくないかも、など知らないことには不安要素があるので保守的な人にとってはその不安要素が現実になってしまうことが嫌なので今までやっている、大丈夫なこと無難なことが安心なのです。遊び相手としては面白みにかけるかもしれませんが、失敗しない人生を送りたいと思っているならばこういう性格の人の近くにいるのも安心かもしれません。
チャレンジ精神が必要なのは新しい何かを始めるときで、それを続けようと思うと保身的な精神も必要になってきます。良いチームというのは両方のバランスが偏ることなくとれているということなのでしょう。個人個人の中でもそのバランスがうまくとれると強い人間になれそうですね。
思ったことを口に出さない
保守的な人の意味・特徴③
もちろん個人差はありますが、思ったことをあまり口にしないという傾向も見られます。相手との関係や内容にもよりますが、思ったことを口に出して相手に嫌われたり否定されたりすることが不安なのです。保守的な人ですから、積極的な発言を避けてもめ事も避けるという行動でもありますね。
といっても、身内など親しい相手だとちゃんと意見を言うのに職場などの特定の場所では何も言えなくなるというパターンもあるようです。なので、保守的な人の特徴というよりはもともとの性格や立場も関わってくる特徴といえるようです。
諦めるのが早い
保守的な人の意味・特徴④
保守的な人の特徴で、新しいチャレンジをなかなか出来ない話をしましたが、そんな中やっとやる気になって何かを始めたとしても、少しでも都合が悪いことを知ったり気付いたりしてしまうとそのチャレンジをやめて諦めるのが早いという傾向もあるようです。出来るだけ今の状況や環境や行動を変えたくないし、争うことも苦手ですべてが諦めがちになってしまっています。
人と争わないようにすること自体は悪いことではないのですが、なんでもすぐに諦めちゃうのはチャンスを失ってしまったり、正しいかもしれない意見を変えてしまうということになってしまったり、いいことなのかわからなくなってしまいますね。
みんなと同じが安心
保守的な人の意味・特徴⑤
次の特徴は、みんなと同じであることに安心する保守的な人です。人と違うことに不安を感じるのでもしもまわりと違う意見をもっていてもとりあえず平和な多数派につきます。女性だとファッションやメイクなどで周りの影響を受けやすいでしょう。男性ももちろん保守的な人はこの傾向は強いです。
選挙でもみんなで食事でも、みんなが選ぶものを自分も!の傾向が高いようです。周りの人と好みが合っていて同じものを選んでいるのならいいのですが、みんなと同じがいいから決めるというのは少し寂しいような気もしますよね。
周りの目を気にする
保守的な人の意味・特徴⑥
保守的な人は自分から意見を言わないというだけではなくて、周りの目を気にするところもあります。もちろん大概の人が周りの目を気にしたり、周りの評価を気にしたりすることもあるでしょうし、全く気にしない人という方が少ないでしょう。
とはいえ、過剰に気にしすぎて行動や意見を表せないほどになってしまうというのは大変なのではないでしょうか?保守的な人にとっては、親世代や友人や後輩など誰から見ても恥ずかしくない自分でいたいと思っています。振られたことを知られたくないから誰にも告白できなかったり、すぐ仕事を辞める人というレッテルを貼られるのが嫌だから不満やストレスがあっても簡単に会社を辞めたりも出来ません。
とにかく、自分の思いよりも周りにどう思われるかが気になってしまうのです。この傾向は男性よりも女性に多いようですが男性にも当てはまることも多そうですね。
周りの意見に流される
保守的な人の意味・特徴⑦
保守的な人は、思ったことを口にしなかったりもめ事をさけるように多数派にいく、という特徴があるという話をしました。そんな感じでまわりを気にしすぎて、自分の意見やしたいことがはっきりしなくなっていくようです。
もともと自分がどう思っていたかどうかはもはや関係なく、やはりまわりを気にしすぎて意見もまわりに流されてしまうようです。
刺激より平和を好む
保守的な人の意味・特徴⑧
そんな、流される保守的な人たち。その理由として考えられるのが、平和でいたいということではないでしょうか?争うことが嫌なのですから平和を望んでいるのです。ただただ流されているというとイメージがあまりよくはないかもしれないですが、まわりに合わせることによりいらない衝突を避けることができるのです。
「保守的」という考え、行動の根元にあるのは平和への強い意志があるともいえるのかもしれません。今の現状を壊したくないのは、今の平和を壊したくない、守りたいということが無意識にも働き、保守的な人としての行動になるのかもしれないですね。
安定が好き
保守的な人の意味・特徴⑨
保守的な人は男性だからとか女性だからとか関係なく、平和主義だということがわかってきました。平和というのは、安定したいということに繋がってきます。
小さくても何かトラブルがあるならば少しでも早く穏便に済ませて平和な安定した環境で過ごすことを望みます。もし何かやりたいと思えることがあったとしても、今が落ち着いて安定していると、そこからの挑戦はありませんし財産を失うかもしれないような賭け事もとんでもないことで、いつも通りが一番大切です。急な変化は心を乱してしまうのです。
現状を変えたくない
保守的な人の意味・特徴⑩
保守的な人の性格として、色々と出てきましたがなんとなくわかってきてきた感じでしょうか。現状を変えたくないと思っているのも保守的な人の特徴となります。「今」のこの現状を変えるということに大きく抵抗を感じます。
現状がいい状態でないとして、それをわかっていたとしてもその「今」を壊すことが出来ず、現状から抜け出せないということになってしまうのです。平和を壊したくないというのとはまた少し違った意味になりますね。現状を変えたくないことは、交遊関係についても同じです。長年同じ仲間で一緒にいることが安心で、無理に新しい友達との付き合いを始めてもめ事を作りたくはないと考えています。
いつも変わらない仲間との平和な時間がとても大切です。新しい考えを取り入れたいような人が近付いてきて対立してしまうこともあるかもしれません。お互いに理解は難しいかもしれませんが、保守的な人にとっては平穏無事に過ごしたい、安定した人生が幸せなのです。
リスクが嫌い
保守的な人の意味・特徴⑪
リスクが好き!という人もなかなかいないでしょうけれど、大きなチャンスにはリスクが当然伴いますよね。それを覚悟の上で乗り越えてやるという気合いで挑んだりするものでしょう。それが、保守的な人の性格だとリスクがとても嫌なので、本当にやりたいことを諦めてしまいがちです。
リスクを気にして諦めたことがずっと後悔してしまって心にのこったまま過ごすよりもリスクも時には背負って挑んでいくのも人生を豊かなものにしていけるのではないでしょうか?
流行より定番重視
保守的な人の意味・特徴⑫
次に出てくる保守的な人の性格は、流行より定番重視なところがあることです。新商品やトレンドなどの目新しいものよりも、前から自分の中で安心して使っている定番を選ぶことが多いです。洋服やシャンプーなどの日々の小さな選択であっても、新しいものにチャレンジするよりも定番が安心なので保守的な人なのです。
どうしても新商品に手を出すという時には堅実に、口コミなどしっかり調べて、これなら価値があると判断してからでないと手を出しません。衝動買いにより失敗のリスクよりも、価値あるものを生活に取り入れたいという知恵ある人ともいえますね。
思考がネガティブな傾向
保守的な人の意味・特徴⑬
次は、ネガティブな思考になる傾向があるという話です。だいたいパターンが見えてきたでしょうか?周りを気にしすぎて意見が言えなかったり、新しいものに手を出せなかったりする保守的な人ですよね。新しいことにチャレンジ出来ないというのもすべて、ネガティブな思考になってしまって不安が大きくなりリスクを恐れてやめてしまうということになります。
何かの不安要素があってもそれがいいことにつながると思っていればチャレンジしようという気持ちにもなりやすいですが、性格的にネガティブになってしまうので難しいのです。
何事にも臆病になってしまう
保守的な人の意味・特徴⑭
保守的な人の性格として更に言えることが、「臆病」だということです。まわりを気にして行動や発言が思うように出来ないくらい怯えてしまい、形になっていないあるかどうかもわからないリスクに怯えてしまいます。とても怖がりな性格で、自分のテリトリーを侵されるということが嫌なのです。
ただ、臆病ということは無茶をしないので争いだけではなく、事故にも合いづらくなったりするので悪いことばかりでもありませんね。
恋愛・結婚は堅実
保守的な人の意味・特徴⑮
最後に紹介する保守的な人の特徴は恋愛、結婚への考え方になります。恋愛でも結婚でも堅実な選択になることが多いです。恋愛といえば、強烈な恋心に燃え上がりドラマチックな日々を過ごし、結婚したらあの日々はなんだったんだろう?となってしまうことがあるような人もいるかもしれません。
でも保守的な人はそうはなりづらいです。恋愛はそれなりにしたとしても、結婚については簡単には進みません。結婚後は安定した過程を築くべきだとかんがえているので、相手の人柄から年収、職業、相手の実家の状況もしっかり把握して結婚後に苦労しなくて済むように努めます。女性でも男性でもその相手と結婚することのメリットデメリットをよくよく考えてから堅実に判断を下します。
保守的な人にとっての結婚の意味は、好きな人と毎日一緒に過ごせる夢のような日々ではなくて、現実生活の始まりなのです。きちんと調べないと簡単に決断できないのもわかりますね。また、昔ながらの男性女性の役割分担を守ることが美徳でもあるので、男性は真面目に仕事する厳格なお父さんに、女性は男性の後ろに控えている良妻賢母になりやすい傾向にあります。
好きになった男性が保守的だった場合、気に入られるにはどうしたらいいでしょうか?必ずそうとは限りませんが、ファッションは派手すぎないで地味でシンプルなものが喜ばれそうです。もちろんメイクも派手すぎずナチュラルメイクがおすすめで、つけまつげやアイラインも控えめがよさそうです。
アクセサリーも小さめでかわいいもの、ピアスも出来たら避けるのが無難です。すでにピアスホールを開けてしまっていたら、ごまかしたり小さ目のピアスを付けたりするようにしてみてはどうでしょう。といっても、保守的な男性だと思って気に入られようとこのようにしていたらその部分は保守的ではないということもありえますのでご注意くださいね!
自分が保守的な人だと気付いたら?
ここまで保守的の意味や特徴、性格について色々紹介してきました。読んでいて当てはまるようなものもあったかもしれません。いくつも当てはまっているのであれば、保守的な自分を受け入れて、今が抜け出す絶好のチャンスといえます。急激な変化は難しいでしょう。だけど、自分を認めて受け入れた今だからこそ少しづつ自分をかえていくというのはどうでしょうか。
いきなり、抜け出して変わりましょう!などと言われても何をしたらいいのかわかりません。まず出来る簡単な具体的なやることは、思ったことを言葉にしてみるということです。これまで言葉にしないことに慣れていた場合、思うこともそれを口にすることもなかなか難しいことかもしれません。とてつもないエネルギーが必要となるでしょう。だけど、言葉にして発言するのはタダですよね!何も損はありません。
悪いことを口にするのは勧めませんが、いいこと、意見はどんどん発言して自分をかえていきましょう。例えば、自分のしたいことや理想や思ったことなど、何か少しづつでも言葉にしていきます。相手は誰かでもいいし、人に話すのは抵抗があればまずは自分の手帳や携帯メモでもなんでもいいのです。大切な家族、友達に伝えるのもいいですよね。話しやすい相手、やりやすい場所、自分なりに始めてみましょう。
やりたいことを言葉にすることが出来たら次に何をするか、それは行動です。小さなことでも行動し始めるということはとても大事なことです。
例えば貯金をしたいと思っている人がいたら、貯金したいなぁ、月に○円づつでもしていこうかなぁ、と考えを口にだして伝えたりどこかに書いたりして、意識します。それを更に行動して大きな額でなくても少しづつ始めていき、継続することで力となります。他の色々なことも少しづつ言葉にして行動していくと今の生活がいつのまにか全然違うものになっているでしょう。
周りにいる人が保守的な人だと気付いたら?
そして今度は、自分ではなくて周りにいる誰かが保守的な人だということに気が付いたらどうしたらいいでしょう?好きになった男性が保守的な人だった場合についてはもう延べましがた、他にもまわりにはたくさん人がいますよね。その中にも保守的な人に出会ったら、どうしましょう。
まず意識しなくてはいけないことは、意見や行動を押し付けないということです。色々な考えがあってそれぞれ違います。頭ごなしに言っては、これまでに紹介したように怯えてしまってうまくいきません。そして、何かわかってもらいたかっり伝えたいことがあるのであれば、頭ごなしや責める口調や態度ではなくて思いやりを持ち優しい態度で相手に接することを意識してくださいね。
特徴を知って保守的な人ともいい関係を作れる!
保守的な性格というと、ちょっと敬遠してしまうような人もいるかもしれません。だけど、保守的な人には堅実性、確実に成功につながる知恵などが備わっていることが多いのです。そういう自分にないものを持っている人から教わって理解して学びを深めていくことも大切ですね。
すぐになんでもチャレンジして失敗してばかりというような猪突猛進型の性格の人は、保守的な人と仲良くなってみて堅実性や知恵を学び取り、無謀なチャレンジの時に留まるという知恵も身に着けて失敗が減るかもしれません。苦手意識を持たずに色々な人と付き合うことで自分の成長できるチャンスも多いにあるということですね!
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