「好きじゃない人と結婚しても幸せになれるって本当?」と思うあなた。
実は「好き」という情熱がなくても結婚はうまくいくんです!今回は好きじゃない人と結婚した理由、メリット・デメリット、好きじゃなくても結婚生活を成功させるための秘訣を経験者のリアルな言葉をもとにご紹介します。
好きじゃない人と結婚するってどうなの?
婚活をしていて「なかなか好きな人に出会えないから結婚できないー!」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。 世の中の大多数の人は「結婚は大好きな人とするもの」と思っていますよね。 しかし、実際には色んな事情で好きな人とは結ばれず、「好きじゃない人と結婚した」人も大勢いるのをご存知でしたか? 今回は実際に「好きじゃない人と結婚した」という人に聞いた結婚した理由や、好きじゃない人と結婚するメリット・デメリット、好きじゃない人と結婚してもうまくいく秘訣をご紹介します。
結婚している人に聞いてみた!好きじゃない人と結婚した理由
「好きじゃない人と結婚した人も大勢いる」とお話しましたが、「好きな人との結婚以外考えられない!」と思っている人がほとんどなのではないでしょうか。 小さな頃から「結婚は好きな人とするもの」と憧れてきたと思います。 では、実際に好きじゃない人と結婚した人は、どうして好きでもないのに結婚を決意したのでしょうか? 実際に好きじゃない人と結婚した理由を経験者に聞いてみました!
愛されていれば女は幸せだと考えているから
「彼がわたしのことをすごく好きでいてくれたから」(42歳・販売) 「自分が相手を好きでいるより、好かれている方が楽だから」(35歳・人事) 「愛されているってだけで幸福感がある」(28歳・SE) 最も多いのは『相手が自分のことを好きだから』という理由。 これまでの恋愛で「自分は相手のことをすごく好きだけど、相手はそっけなくて、いつも自分ばかり振り回されてしまう…」なんて経験はありませんか? 追いかけるのも恋愛の醍醐味ではありますが、やっぱり「愛される幸せ」ってありますよね。 自分が相手を愛しているかどうかにかかわらず、愛されているだけで十分幸せや充実感を感じることはできるのです。 優しくされたり尽くされたり、相手から愛をたくさん受け取るうちに、だんだんと相手への愛情が芽生えてくることもあります。
友だちの延長線上でパートナーを見られるから
「夫とはもともと長い間友達で、そのまま付き合って自然に結婚。 今も友達の頃の感覚のままだからすごく楽」(36歳・事務) 「好きな人だと思うと色々期待してしまうけど、友達みたいな存在なのでちょっとしたことでも喧嘩にならずに許せる」(29歳・経理) 相手のことを好きであればあるほど、相手に「自分のことを見てほしい」「気遣ってほしい」「愛していてほしい」と期待をしてしまいます。 思った程度の見返りがないと、裏切られた気持ちになって落ち込んだり…。 好きじゃない人と結婚した人の中には友達の延長線上でパートナーを見ている人もいます。 友達なので相手にそんなに期待することもなく、何かあったとしても「まあいいや」で済ませることができ、喧嘩やつらいこと、苦しいことが少ないんだそうです。
急激な盛り上がりがないから、急激に落ちることもない
「相手の言動で気分が上がったり下がったりしないから精神的に安定する」(32歳・看護師) 「好きすぎる人との恋愛は振り回されて疲れる、もうこりごり」(28歳・経理) 「盛り上がることがないから落ちることもない」(44歳・主婦) 盛り上がらない…というのはネガティブな印象もありますが、実際にはメリットだらけ。 相手が好きすぎて身も心もボロボロになってしまった経験がある人も少なくはないですよね。 情熱的な「好き!」という気持ちはわかないものの、急激な盛り上がりがない分、急激に落ちることもなく、とにかくパートナーに対して安定した気持ちでいられる。 こういった意見が多かったです。
愛よりお金が大切だから
「お金があれば、ささいなことで喧嘩したりしない」(36歳・薬剤師) 「金銭的な余裕のおかげで今の生活は理想通り、これ以上の幸せはない」(29歳・主婦) 「好きでもお金がなければどうしようもないので、最終的にはお金のある人を選んだ」(31歳・営業) 愛よりお金…なんてシビアな話ですが、「愛は裏切るけどお金は裏切らない」んです。 実際のところ、結婚は恋愛ではなく生活。 金銭的な問題が起きればいくら好きであっても喧嘩が増えます。 そして、もし好きでなくなってしまった場合…そこには「お金」も「愛」もなくなってしまう。 「お金目的の結婚なんて!」と思う人もいるかもしれませんが、金銭的な余裕は落ち着いた関係を築くための大切な要素のひとつなんです。
年齢や将来のことを考えて、この人が適していると思ったから
「30歳までに結婚したいという目標があって、ちょうどいいタイミングで出会ったのがこの人だったから」(31歳・事務) 「年齢的にもこれ以上婚活してもこれ以上良い人には出会えないと思ったから」(37歳・塾講師) 「長年付き合って恋愛感情は薄れていたけど、もうこの人しかいないだろうなって」(33歳・保育士) 特に婚活をしていた人にこういう意見が多くみられました。 数カ月~数年間の婚活を経て、色んな人に会った上で、「年齢的にもうこのあたりで手をうたないとまずい」「この人を断ったらもう次はない」と考えてそんなに好きではないものの結婚を決意する。 もしくは、長年付き合った彼氏とはもう空気のような存在でもうトキメキは期待できないけど、また一から相手を探して恋愛しなおすのも大変だから…と考えて結婚を決意する。 なんとなく、わかる気がしませんか?
子どもができたから
「そんなに好きだったわけではないけど、子供ができたから」(27歳・受付) 「長い付き合いで、妊娠をきっかけに結婚。 好きだったかと言われると自信はない」(26歳・パート) 最初は好きで付き合ったものの、付き合いが長くなってくるとお互い恋愛感情というよりは、一緒に過ごすパートナーのような感覚になってくることもありますよね。 そういった場合は特に結婚のきっかけがなく、子供ができたことをきっかけに結婚に踏み切ることが多いようです。
「好き」は長く一緒にいるとなくなるものだと思うから
「好きでいられるのは長くても3~4年くらいだと思う。 それよりもパートナーとしての相性の方が大事」(35歳・総務) 「自分も相手もずっとお互いを好きでいる、というのは幻想でしかないと思う」(42歳・パート) 『恋愛感情の賞味期限は3年』なんて言葉を聞いたことはありますか? 実はこれ、科学的に証明されているものなんです。 好きで好きでしかたない人でもその感情を永久に保ち続けることは困難。 せっかく好きで結婚したとしても、その「好き」という感情を長く一緒にいる間に失ってしまうなら、最初から相性のいい人、好きじゃない人と結婚した方が安定して長く結婚生活を送れるとも言えます。
好きじゃないけど一緒にいて楽しいから
「趣味が同じなので一緒にいてとにかく楽しい」(26歳・アパレル) 「笑いのツボや話のテンポが合う」(34歳・販売) 長い結婚生活、「一緒にいて楽しいかどうか」は大切なポイントですよね。 気が合う、テンポが合う、趣味が合う… どこかに出かけたり、何かをしたり、ひとりよりも二人の方が楽しいことはたくさんありますよね。 一緒にいて楽しいのに「好き」ではないの?と思うかもしれませんが、友達や仲間としての感覚に近いのかもしれません。
好きじゃない人と結婚する<メリット>
好きじゃない人と結婚する理由はさまざまでしたが、気持ちの上がり下がりが少なかったり、相手に対する許容範囲が広がったり、子供やお金、年齢などの事情で結婚を決めていましたね。 結婚を決意した理由はなんとなく納得できるものが多かったのではないでしょうか。 さて、問題は結婚してからのこと。 ここからは、実際に好きじゃない人と結婚生活をしてみて感じたメリットをご紹介します。
気を使わなくていい、素の自分でいられる
あなたは好きな人とデートする時、どんな準備をしますか? 前日からスキンケアをして 着ていく服を選んで 丁寧にお化粧をして かわいい髪型にして ちょっと痛いけどキレイに見えるヒールを履いて… 好きな人にちょっとでもかわいく見られたい、好かれたいという気持ちで行動しますよね。 好きじゃない人と結婚すると、ここまで相手に気を遣わなくてもいいんです。 寝起きのひどい寝ぐせを見られても、多少だらしないところを見られたりしても焦りません。 「好かれたい」「嫌われたくない」と思う気持ちがないのでとても楽ちん。 飾らない自分のままでいられると、一緒にいてもリラックスして過ごせるのです。
干渉しすぎないので楽
好きじゃない人との結婚は相手に干渉しすぎないのでとても気楽。 大好きな人と一緒にいると、相手のことが気になって、勝手に不安になったり苦しくなったりしますよね。 「帰りが遅いけど、本当に仕事かな?」 「せっかくの休みなのにひとりで出かけちゃうなんて」 「今日の飲み会、女の人がたくさん参加してるみたい…」 なんてもやもやして、ひとりで悩んだり、相手に不満をぶつけてしまって喧嘩してしまったり。 でも好きじゃない人と結婚した場合は、恋愛感情がないのでそこまで相手の動向が気になったり干渉することがありません。 心にも余裕があるので、より良い関係を保つことができますね。
幻滅することが少ない
好きであればあるほど、相手に期待してしまうもの。 愛情表現してほしい、優しくしてほしい、自分を優先してほしい、もっと好きになってほしい… 恋愛をすれば誰でも相手に「こうであってほしい」という思いが生まれます。 しかし、好きじゃない人との結婚ではそもそも相手に期待をしていません。 思ったものと違うことがあったとしても「まあ、いいか」で済ますことができ、幻滅したりがっかりしたり、期待を裏切られたという思いに傷つくことがないのです。
加点方式で相手のことを見れる
好きじゃない人との結婚ではそもそも相手に期待をしていないので、 ちょっとでもいいところを見つけると「お、こんないいところがあったんだ!」とプラスに受け止めることができます。 ・思ったよりも家事を手伝ってくれる ・部屋の片づけができる ・気遣いができる ささいなことですが、そもそも相手に多くを求めていなかった人にとってはプラスのポイント。 また、そもそも恋愛感情がゼロの状態からスタートしているので、「いいところを見つけ、これから徐々に好きになっていく」という加点方式で過ごすことができます。
優しくしてくれる
好きじゃない人と結婚したからと言って、お互いに相手に無関心というわけではありません。 ただ、恋愛感情がない分適度な距離を保って生活することができるので、精神的にはとても余裕がある状態。 余裕があれば相手にも優しくできますよね。 相手も自分に優しくしてくれるので、パートナーとしてはとてもいい関係を保つことができます。
結婚してから好きになれた
好きじゃない人と結婚した人の中には、「最初は好きではなかったけど、結婚してから好きになった」という人もいます。 もともと「好きではないけど、パートナーとしてはよさそう」「一緒に生活できそう」「この人なら結婚してもいいかな」と思えた人と結婚しているので、相性が悪い、生理的に受け付けないということはありません。 一緒に生活していけば情もわきます。 「気が付けば好きになっていた」と言われても何の違和感もないですよね。
好きじゃない人と結婚する<デメリット>
ここまでお読みいただいて「もしかして好きじゃない人と結婚した方がうまくいく?」と思い始めているあなた。 気持ちに余裕を持って適度な距離感で生活できるのは大きなメリットですが、やはり「好きだからこそ許容できる」という部分がないのが不安なところ。 ここからは好きじゃない人と結婚することのデメリットもご紹介します。
合わないことがあると細かいことでもイライラする
多少のことは許せてしまうのが恋愛感情。 ちょっと合わないことや小さな不満があったとしても「それでも好きだからな」「こんないいところもあるしな」と許容できたりしますよね。 好きじゃない人と結婚した場合はこの「好きだから許せる」ということがありません。 問題自体は小さくても「そもそも好きじゃないのに」「こんなに我慢しているのに」と思うことで不満が大きくなってしまい 許せることも許せず、イライラしてしまうことも。
相手のために何かしたいという気持ちが薄れる
好きな人には多少自分を犠牲にしてでも尽くしたい!と思えるものですが、恋愛感情がない相手にはそうもいきません。 パートナーとしての思いやりや気遣いはあっても、自分よりも相手を優先したり、相手に尽くそうという気持ちは生まれにくいです。
ドキドキすることはない
好きじゃない人と結婚すると落ち着いた関係を築くことはできますが、相手のことを好きではないので、恋愛のドキドキ感はありません。 好きじゃない人と結婚した人の中には、「これから先ずっとトキメキやドキドキする感覚がないのか…」と残念に思う人もいます。 いつまで経っても恋愛していたい、ドキドキとときめいていたいという人は、好きじゃない人と結婚するのは合わないので気を付けてください。
夜の営みが減りがち
やはり一番の問題は「夜の営みが減りがちである」ということです。 お互いに好きじゃない人と結婚したのであればまだいいのですが、「自分は相手を好きではないけど、相手は自分を好き」という場合が問題。 相手は求めてくるけども、自分は相手を好きではないからそう頻繁に応じる気持ちにはなれず、つい減りがちになってしまう… そうなると相手はあなたに不満を持ち始めます。 夜の営みが少ないことは離婚要因にもなり得るので注意が必要です。
好きな人とじゃなくても結婚がうまくいく秘訣
好きじゃない人と結婚するということのメリット・デメリットが、それぞれありました。 好きじゃない人と結婚することにはうまくいく要素がたくさんありますが、実際にうまくいくかどうかは自分の努力と工夫次第。 特殊な形の結婚だからこそ、成功させるためにはコツがあるんです! どのようにすればいい関係を保ち、成功させることができるのかご紹介します。
男性には常に追いかけさせる
恋愛にしても結婚にしても、どちらかが好きでないと成立しません。 なぜなら、どちらかが好きでないと、お互いに無関心になってしまい自然と離れてしまうからです。 あなたが好きじゃない人と結婚している、もしくはこれから結婚を考えているなら、相手には自分を好きでいてもらえるよう、追いかけてもらえるように相手への気配りや思いやりを忘れないようにしてくださいね。
相手の良いところに目を向ける
好きじゃない人と結婚すると、好きじゃないからこそ細かいことにイライラしてしまう…とお話しましたが、実はちょっと気を付けるだけで予防することができるんです。 それは「日ごろからできるだけ相手の良いところに目を向ける」こと。 思ったより簡単ですよね。 そもそもイライラしてしまうのは「好きじゃないのに!」という不満が前面に出てしまい、普通なら「好きだから」で許容できることができなくなってしまうことが原因です。 ここを「相手の良いところ」でカバーしましょう。 ちょっとしたことでもいいので、相手の良いところをできるだけたくさん見つけてみてください。 「根は良い人だから」 「あんなことがあってイライラしてたけど、他にも良いところはいっぱいあるから」 「こういうところもあるけど、普段は優しいから」 と思えるようになるとささいなことではイライラしなくなります。
自分1人の時間も大切にする
好きじゃない人と結婚するということは、あくまで相手は「愛する人」ではなく「生活を共にするパートナー」です。 愛する人なら四六時中一緒にいても居心地がいいと思いますが、パートナーとは適度な距離感があった方が圧倒的にうまくいきやすいです。 夫婦だからといって無理にずっと一緒にいる必要はないので、自分1人の時間もできるだけ作るようにしましょう。 休みや仕事帰りにちょっと1人で散歩をしたり、ちょっとだけカフェに寄って帰るなど、ほんの少しでも自分だけの時間がとれると、相手といい距離を保つことができますよ。
相手のことを信頼する
好きな人との結婚でも同じですが「相手のことを信頼すること」。 これが一番大切です。 特に好きじゃない人と結婚した場合は、「好きだから信じる」が通用しません。 好きじゃないからこそ、時に不信感が芽生えてしまうこともあるかもしれません。 相手を信頼するためにはコミュニケーションが大切。 好きじゃないからと無関心にならず、できるだけコミュニケーションをとり、相手のことを知る努力をしましょう。 いざとなった時に「この人なら大丈夫」と思える関係がベストです。
まとめ
「好きじゃない人と結婚なんて、想像したこともない!」という人もいますよね。 でも、『結婚は2番目に好きな人とした方がうまくいく』なんて言葉を聞いたこともあるのではないでしょうか。 好きで好きでたまらない人と結婚したとしても、頑張りすぎてしまったり、期待しすぎてしまったり、依存してしまったり、 幸せを求めすぎたがゆえに失敗してしまったり。 だから、「そこまで好きなわけじゃない人」と結婚するくらいがちょうどいいんです。 そうはいっても、結婚の形はひとそれぞれ。 自分が結婚に求めるものが何か、パートナーに求めるものが何か、居心地がいい生活とは何か、まずじっくり自分と向き合って考えてみてくださいね。